金属に刻む、光と影の物語。

リトルムーン東京は、洋彫り彫金の正統技術をゼロから学べる唯一の場所です。

洋彫り彫金とは

洋彫り彫金とは、「タガネ」と呼ばれる鋼の刃物を操る技術です。

その技によって、金属の表面に繊細な西洋柄のスクロール模様が刻まれる伝統技法です。

和柄やハワイアン柄、ウエスタン柄などの多くのスタイルは、西洋スクロールを基にした簡略化やアレンジから生まれました。

その起点となったのは、この西洋スクロールという伝統的な模様です。

リトルムーン東京では、本格的な洋彫り彫金と西洋柄スクロールの正統技術に特化しています。

初心者の方でも安心して基礎から学べる教室を運営しています。

洋柄彫金の魅力

洋柄彫金の最大の魅力は、繊細で優美な表現力と圧倒的な奥行き感です。

微細な影彫りによって生まれる立体感と陰影は、手作業とは思えないほどの美しさを宿します。

その美しさは、見る人の心を強く揺さぶります。

その一方で、洋柄彫金は非常に高い技術力が求められる分野です。

正しいスクロールの描き方や彫りの入れ方、タガネの研ぎ方は、実践を通してこそ身につくものです。

それらの技法は、今もなお経験を重ねることでしか習得できない大切な学びとなっています。

学べる３つの技法

彫金の基礎から応用まで、ここから始まります。

1. スクロール柄の描き方

 「描けなければ、彫ることはできない」――これは、洋柄彫金における確かな真理です。

 複雑に見える模様にも、明確な理論と構造があります。

正しい線を学び、練習を重ねることで、誰でも美しい柄を描けるようになります。

絵を描くことに自信がなくても心配はいりません。

スクロール柄は“正しい線”の積み重ねによって形づくられます。

一本一本のラインには意味と理由があり、それを理解することが、確かな技術と豊かな表現力を身につける第一歩となります。

2. 彫る技術

実技講習では、基礎から応用まで段階的に丁寧な指導を行っています。
従来はタガネとハンマーを用いて金属に力を伝えていましたが、現在は「エアーハンドピース」により安定した彫りが可能になりました。
刃の運び方や彫りの深さを調整することで、陰影や立体感を自在に表現できるようになります。

彫りの技術の習得は、まず直線や曲線などの基礎から始まります。
線を正しく引くことを重ねることで、安定した彫りの感覚が養われます。
次に、大きな柄から徐々に小さな柄へと進み、より繊細な表現に挑戦していきます。
この過程で必要な技術を一つひとつ習得し、確かな自信へとつながります。
最終的には、積み重ねた練習を作品づくりへと活かし、美しい模様を完成させることができるようになります。

3. タガネの研磨

研磨技術は、作品の完成度を大きく左右する重要な専門技術です。

エングレーバー（彫金師）の世界では門外不出の秘伝とされることも多く、職人たちは独自の手法を長年かけて研究し、磨き上げてきました。

特に彫る対象が小さくなるほど、研磨の精度と感覚が作品の質に直結します。

リトルムーン東京の講習では、実習中に講師が仕上げたタガネを実際に使用していただけます。

切れ味や手ごたえを体感しながら学べるため、技術の本質を自然に理解することができます。

タガネの研磨技術は最終課程としてじっくり取り組む内容となります。

段階的な実習を通じて基礎から確実に習得できるカリキュラムをご用意しています。

日本で唯一、ゼロから洋彫り彫金を学べる環境です。
あなたの手から生まれる美の物語を刻んでみませんか。

ぜひ一度、リトルムーン東京の教室へお越しください。